2025.02.23 01:302/23 「謙虚であれ」 三浦 遙 牧師 聖句:マタイ15:21-28 聖書の言葉や物語は現在のわたし達から見ても理解が難しいものがあります。それは時代背景もそうですが、どうしても差別的に感じられるものが少なからずあるからです。 今回の箇所で登場する「カナンの女」はイエスらにとって異なる宗教や文化背景をもつ「異邦人」と呼ばれる人でした。物語の中で、イエスに対し「悪霊に苦しむ娘」の癒しを求めるカナンの女性。し...
2025.02.16 01:302/16 「愛するために」 三浦 遙 牧師 聖句:マタイ5:17-20 律法は旧約聖書から登場するもので、神からの教えとして大切にされてきました。しかしイエスが宣教した当時、この律法を利己的に解釈し、権威を振りかざす人々も多くおり、イエスとは度々対立していました。律法が誰かを排除するために用いられていたことに、イエスはNoを突きつけるのです。単純に、古い律法と新しいイエスの教えという対比に感じられますが、イ...
2025.02.09 01:302/9 「み声聞け」 三浦 遙 牧師 聖句:マタイ13:10-17 イエスの教えの中でも特徴的なのが「たとえ」を用いたお話です。色々なたとえ話がありますが、当時の時代背景ありきのたとえもありますので、現代のわたし達にとっては難解です。しかし日常的なものに準えて示される教えは、当時の人々にとっても聴きやすかっただろうと思います。 今回の箇所で弟子達が「なぜたとえ用いて話すのか」と尋ねていました。言い換えれ...
2025.02.02 01:302/2 「祈りの家」 三浦 遙 牧師 聖句:マタイ21:12-17 エルサレムに入城してすぐの物語に位置するこの物語は「宮清め」とも呼ばれています。印象的なのは、冒頭に描かれていた、エルサレム神殿に入った後に台や腰掛けなどをひっくり返し、客を含む商人達「皆」を追い出したイエスの姿です。ここでの商売は「礼拝に使う動物など」を遠方からきた信者に売るというもの。神殿での商売はローマ帝国の法に則る合法的な行いで...