2024.02.25 03:002/25 「世に光」 三浦 遙 聖句:ヨハネ9:1-12 聖書の時代は今から2000年以上も前の時代です。それは今のわたし達よりもまだまだ文明も進んでいない時代でもありました。遠い昔のまだ文明の発達が進んでいない時代においては、様々な事柄が解明されておらず、様々な事象の原因は目に見えない神や悪霊などによって引き起こされると信じられていたといいます。その一つとして病気はその人が神に対して罪を犯し...
2024.02.18 03:002/18 「パンではなく言葉」 三浦 遙 聖句:マタイ4:1-11 先週の水曜日から受難節(レント)の期間に入りました。この受難節の期間はイエス・キリストが十字架に掛けられるまでの苦しみの道を思い起こすものです。それは、十字架の死という肉体の痛みだけではなく、この世の全ての苦しみを一つ一つ携えていくような険しい道です。今回の箇所はその苦しみの一部を描く「誘惑」の物語です。 イエスは宣教を始める前に、荒れ...
2024.02.11 03:002/11 「奇跡の奥義」 三浦 遙 聖句:ヨハネ6:60-71 今回の箇所の冒頭から、すでに多くの弟子達がイエスから離れようとしていました。それは、少し前の箇所にて「わたしの肉と血を食すことで永遠の命を得ることができる」とイエスが伝えていたことへの応答です。その拒絶の姿を見てイエスは「何よりも霊が大切だ」と伝えるのでした。 ここでの弟子達の拒絶はイエスがまるで人肉を食べるような事を教えていたからでは...
2024.02.04 03:002/4 「神がそうなさるから」 三浦 遙 聖句:ヨハネ5:1-18 福音書の物語で、イエスは様々な奇跡や教えを示されます。しかし、それらを信じられないばかりか、イエスを犯罪人として見ていた人々もいました。今回の箇所ではイエスが安息日にも関わらず病人を癒し、そのことで批判されています。安息日はユダヤ教において「仕事をしてはならない日」であり、神によってそのルールが作られたと信じていました。そんな安息日をイ...