2/8 「スキップ」 三浦 遙 牧師  聖句:マルコ2:1-12

 朝ドラ「ばけばけ」の中で、異国の文化であるスキップにまつわるエピソードがあります。外国から来たヘブンと松江の下町育ちのトキの交流が始まる場面でもありました。文化を超えての関わりというのは中々に難しいものです。

 マルコ2章で中風の人を癒すイエスの物語があります。癒しの奇跡を行い、噂が立っていたイエスのもとに、4人の男性が中風の人(寝たきりの病人)を床に乗せて連れてくるのですが、人が多いため、家の屋根を剥いで、そこから吊るして降ろすのです。おそらく自身の家の屋根を破壊されたイエスですが、そのことよりも、4人の男の信仰を見て、「この人の罪は赦される」と言い、寝たきりの人を癒されるのでした。この様子を見た律法学者らは「罪を赦せるのは神のみ」と不満を抱きます。当時、病は「神への罪のしるし」と考えられていました。病人は罪人と見られていたのです。

 しかし、この病人を運んできた4人の男は、罪人とされた病人を、屋根を剥いでまで運んできたと考えると、これらの行いは当時の価値観や文化を乗り越えてでも、この病人を救いたいと願う姿であるのです。病を癒やされたこの人は何を思ったでしょうか。罪は赦されたという言葉で周囲の目も変わり、体も自由に動く。まさにスキップするような喜びを抱きつつ歩んでいったことでしょう。今の世にあって、そのようにスキップできない人々が喜びのままスキップできる世になりますように。

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